空き家の管理サービスの注意点。中古物件として空き家の処分までに時間がかかる時に。
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- 空き家を適切に管理したい。
- 空き家を管理してくれる業者を探している。
- 空き家を安価に維持したい。
- 空き家を処分するまでの間の管理する人がいない。
これから日本全国で空き家の数が増えていくと言われています。家は空き家となると急激に劣化が進み、価値の減少や最悪住むことができないレベルまで落ちてしまうこともあります。
相続の問題や所有者の状態で空き家をある程度の期間、管理しないといけない場面が出てくるかもしれません。そんな時、空き家を管理してくれるサービスが存在しています。ご自身で管理が難しいのであれば、そういった管理サービスを使うことも視野に入れる必要があるでしょう。このページでは、空き家の管理サービスを利用する上での注意を掲載しているページです。
空き家を今は処分できない場合、その間どうすればよいですか?
まず人の住んでいない家は湿気が溜まりやすく、傷みが急速に進みます。
定期的に訪問して換気をすることが大切です。
庭木や雑草なども放置しておくと、雨どいに枯葉が溜まったり、基礎部分の通風孔を塞ぐなど老朽化に影響してしまいますので処理してあげることも必要です。
空き家の管理を委託できるサービスはありますか?
空き家管理を専門にやってくれる業者もありますし、不動産会社が管理を受託してくれる場合もあります。
管理としてどんなことをしてくれるのかは業者によって違いますので問い合わせてみると良いでしょう。
外側から目視する、窓を開けて通風、清掃、雨漏りなどのチェック、郵便受けの郵送物を回収など業者と費用によってサービスは異なりますのでご確認ください。
相場は5,000~10,000円ほどが多いようです。中には外観から目視をするだけの安価なサービスをやっているところもあり、サービス内容を確認の上選択していくと良いでしょう。
郵便受けが常にいっぱいになっており、防犯上よくないと思いますが、どうすれば良いですか?
空き家ではよく郵便受けを塞いで対策しているのを見かけますが、確かに投函は防ぐことが出来ますが防犯対策としては難があります。
空き家ですよと宣伝しているようなものなので、ほかのトラブルの心配が増える可能性があります。
定期的に回収できると良いですが、難しい場合は空き家管理の業者などを利用するのも検討してください。
空き家の害虫や害獣が気になります、何か対策はありますか?
人の住まない家は害虫にとって住み心地の良い空間になってしまいます。換気も清掃もしない部屋では、害虫が増え続けますので、家の老朽化を進めてしまったり、悪臭などの原因にもなります。
またどこからともなくハクビシンなどの害獣が住み着き家を荒らしてしまうというケースも実際に増えています。
定期的に換気や清掃を行うことがとても大切です。バル〇〇などの燻煙をつかった害虫駆除も行うと良いでしょう。
空き家の庭にゴミがありました、火事の危険が怖いですが、対策はありますか?
庭にゴミなどが放置されていると放火などのリスクが高まります。ご自身で撤去なさるか、難しい場合は不用品回収業者などに依頼されると良いでしょう。
庭のものだけではなく、部屋に残された残置物も併せてご相談されることを検討しても良いでしょう。
弊社でも提携業者のご紹介が可能ですのでご相談ください。
水道管が破裂していると、家が傷むと聞きました、どうするのが良いですか?
漏水は、一刻も早く対処してください。家が傷むのはもちろんですが、高額な水道料金を請求される可能性もあります。
すぐにお住まいの地域の水道局にご相談ください。
空き家管理サービスを使わずに、空き家を管理する方法はありませんか?
基本的にはご自身でされることになると思います。
空き家を今後どのようにしていきたいかを明確にする必要がありますが、賃貸に出すというのも一つの選択肢になると思います。賃貸に出せば賃借人が家賃を払いながら管理をしてくれるようなものです。
建物の状態やエリア、賃貸に向けたリフォーム費用など、考えなければならないことはありますが、空き家を空き家のままにしないことも大切なことです。
空き家を処分するまでに時間がかかっていますが、相談することはできますか?必要な情報は何がありますか?
時間がかかっているとのことですが、処分できない理由が何かによって対策は変わってくると思います。
それは、建物の問題なのか、エリアの問題なのか、売却金額の設定が間違っているのか、単に需要がないのか、など原因の特定が急務です。
何が原因なのか、ご相談頂いた時には、まず売り主さんの話をよく聞かせていただいたうえで物件の調査等をしていきたいと思います。
まとめ
空き家を抱えた時に考えることがたくさんありすぎて、目を背けてしまいたくなる気持ちはとてもよくわかります。
しかし、空き家を空き家のまま放置してしまうことは、更なる問題につながり、余計な手間を増やしてしまうことになりかねません。
また、今後空き家は増え続けることが予想されています。
ある試算では、2033年までに空き家が2000万件を超えるのではないかという話まであります。
驚愕の事実なのですが、弊社のある横浜市栄区は、空き家増加予測が全国で一位となっています。
空き家が今後増えてくるのに空き家を空き家として持ち続ける。。危険な香りがしてきます。
なるべく早期に対策する必要があるかもしれません。
アドバイザー
若松貴男
株式会社ビックハート代表
株式会社ビックハートは、栄区で介護施設4拠点、整骨院、不動産会社を運営。介護福祉・身体の状態・不動産という3つの視点から高齢者の生活をサポートしています。
ビックハートとは?
保有資格一覧:宅地建物取引士/柔道整復師/介護支援専門員(ケアマネージャー)/福祉住環境コーディネーター2級/高齢者住み替え支援相談員
許認可:神奈川県知事(1)第30995号